[資料] 調性・転調・平均律 ― 基本概念の定義
□ 基本概念の定義*1
【譜例】 ハ長調音階。下線で表示した部分が半音
【譜例】 イ短調音階。下線で表示した部分が半音
【試聴】 → イ短調音階*2
- 〈転調〉: 曲の途中で、ある調(先行調)から別の調(後続調)に変わること。古典的な転調の場合、先行調と後続調の両者に共有されている和音が蝶番の役割を果たす。
【譜例】*3
転調(Modulation)と表示された部分で、ハ長調からト長調への転調が生じている。
その際、二番目の和音は、先行するハ長調のI和音と、後続するト長調のVI和音という、
二つの機能を担うことで、転調を架橋する役割を果たしている。
【試聴】*4
→ 純正律と平均律によるハ長調音階
→ 純正律と平均律によるド-ミ-ソの和音
*
*1: 参考文献: 『新編 音楽中辞典』(音楽之友社、2002年)。
*2: 出典: http://en.wikipedia.org/wiki/Minor_scale 内。
*3: 出典: http://fr.wikipedia.org/wiki/Modulation_(musique) 内。